過去の小屋入り風景

池ノ平小屋は北アルプスの中でもかなり奥地にある小屋の為、普通1日では到達できない場所にあります。

そして冬には大量の雪が降る立山・剱の豪雪地帯にあります。

その為、7月の夏山シーズンに入ってもまだまだ雪があり、私達小屋開けスタッフでも小屋入りの日はかなりの苦労を要します。

通常は黒部市の宇奈月温泉から入山するのですが、通常ルートはまだ沢に橋が掛かっておらず、特殊なルートを駆使して小屋入りします。

時にはロープを出して雪渓へ降りたり、登山靴を脱いで沢を渡渉したりと、その年の状況に合わせて入山ルートや歩くルートが変わる訳です。

上の画像は2015年の仙人谷雪渓を登って入山する風景です。
2015年は宇奈月温泉から登る例年ルートで入山する事が出来ました。
夏場は仙人谷ダムから雲切新道を登るのが通常の登山道ですが、仙人谷ダムの先に掛かる橋はまだ掛かっていない為、旧道ルートを使用しながら仙人谷に降り立ちます。

※旧道ルートは荒廃が進み、ルートが非常に分かり難くなっている上、シーズン中は雪渓が割れて通行する事は出来ません。

仙人谷の雪渓に降り立ったら、後はひたすら長い雪渓を登り続けます。

上の画像は仙人温泉小屋の下あたり。
けっこう登っては来ていますが、それでもまだ半分くらいかな...
更に雪渓を登り続け、雪渓が細くなってくると仙人峠に到着します。
夏は仙人池ヒュッテの前を登山道が通りますが、この季節は仙人谷をまっすぐ峠まで登ってしまいます。

仙人峠に到着すると正面に剱岳の景色が広がります。
この日はガスの多い日でしたが、辛うじて八ツ峰と池ノ平山の景色を眺めることが出来ました。
画像の左が八ツ峰。右が池ノ平山です。その間に左下へ流れている雪渓が小窓雪渓です。
ここで登って来た汗を少し冷やし、後は池ノ平小屋へと下って行きます。

峠を過ぎたからと言って油断は出来ません。
けっこう斜度のある雪の斜面を何回かトラバースします。
途中に池ノ平小屋の生命線となっている水源の沢を通ります。
沢は雪渓の遥か下に埋まっているので、水源まで雪を何mくらい掘るかを確認してから小屋へと入る訳です。

ようやく池ノ平小屋に到着。
速いスタッフは先に到着して小屋のカギを開けて待っています。
まず一番にやる仕事は昨年の秋に残して行ったビールを冷やし、「カンパーイ!!」と言うことになります(笑)

北アルプス 池ノ平小屋 公式ホームページ 2017年~

北アルプス 池ノ平小屋 公式ホームページ

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