2018年 池ノ平小屋 小屋開けの応援に行ってきました。
池ノ平小屋の営業は7月20日頃を予定しております。
それに先立ち、小屋開け作業へ行って参りました。
今年は西日本豪雨の影響を受け、3日遅れの入山となりました。
例年週末に合わせて入山するのですが、平日の入山になってしまった事で参加人数が大幅に減ってしまい、一人に割り当てられる仕事が必然的に多くなってしまう結果に・・・(^-^;
それでも一週間の滞在時間の中で一通りの仕事を終え、小屋の周りの綺麗な景色も楽しんでから帰って来ることが出来ました。
今年もなんとか池ノ平にやって参りました。
今年は1月2月の雪が多かった為か、小屋にいくつかダメージが有ったものの、ちゃんと立っていてくれて取り敢えず一安心。
小屋に着いたらすぐにヘリの荷上げが行われるはずだったのですが、ガスが多くこの日の荷上げは中止。
食料が来ない...。
物資が来ない...。
明日はヘリが来ることを信じて、去年残しておいた食料で凌ぐことに。
何はともあれ、全員無事に入山することが出来て良かった。
(結局、ヘリが来たのは4日後でした...(-_-;))
翌日は早朝から水源地の雪渓をチェーンソーで切り、水を確保する作業から取り掛かる。
この雪切りの作業が小屋開けで一番の大仕事。
今年は直前まで残雪が多いとの情報でしたが、直前の大雨でかなり雪が融けた模様。
なんと2メートルも掘り進まないうちに雪渓に穴が開き、水を得ることが出来ました。
しかも目標としていた場所にドンピシャ!
気持ちのいい雪切り作業でした。
小屋から給水ホースを水源地まで200mほど引き、小屋の給水タンクに接続します。
これで水が使えるようになりました。
ビールも冷やすことが出来ます。
作業の合間は絶景を眺めます。
続いて小屋と小屋を繋ぐ屋根の組み立て。
この作業も人数がいないと出来ない作業です。
それから風呂の湯舟と釜の設置。
そして、今日も暮れてゆきます...
小屋の北側に広がる小黒部谷は夕方がとても素晴らしい。
夜は素晴らしい星空、天の川を見上げる。
池ノ平山にも足を運びました。
池ノ平山からの景色は相変わらずの絶景です。
待ちに待った荷上げヘリが来ました!
これで小屋開け準備を進めることが出来る!!
晴れたら一気に布団を干します。
下界は38℃を越える猛暑になっているとか・・・
標高2000mを越える池ノ平山も日差しを浴びると焼けるような暑さでした。
平ノ池。
まだ残雪がたくさんあり、雪解け水で増水している。
花もたくさん咲きそろい、登山者が来るのを待っているかのよう。
最終日。
私を含め小屋開け応援部隊3名は小屋番を残して下山します。
まだ細かい仕事が残っていますが、あとは小屋開けまで一人でコツコツ片付けてくれる事でしょう。
一週間の池ノ平生活もこれで終わり。
今日も下界は猛暑になるらしい。
帰りたくない...が、帰らねば・・・
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